
1.店舗デザインの相場ってどのくらいなの?
2.店舗デザインが業者ごとで差が出る理由は?
3.店舗デザインはどこに依頼すればいいの?
こういった疑問に答えます。
- 平均相場は施工費の10分の1です。
- 依頼先・算出方法の違いが理由です。
- デザインコンペを開催しましょう!


この記事を書いている僕はtsukuru(ツクル)の代表をしております。
また、建築学科を卒業し住宅の設計士をしていた経験もあり、現在は店舗デザイン×マーケティング両軸を得意としております。
実際に有馬温泉の店舗様をやらせていただき、年間の集客率が8割以上増加した経験があります。
こういった僕が解説していきます。
平均相場は施工費の10分の1です。


店舗で事業を始められる方は、店舗の内装・外装をサービスや商品のコンセプトに合ったデザインにしたいですよね。
店舗デザインを業者や会社へ依頼する際に、「相場はいくらぐらいなんだろう?」とご自身で調べられて、この記事にたどり着いていると思います。
ここでは、店舗デザインでかかってくる費用の相場を解説します。
結論、もう既に出ていますが、平均相場は施工費の10分の1です。
これは業者や会社によって違ってきますが、平均の相場で言うと大体施工費の10分の1です。
または坪〇〇万円などといったケースもあります。坪計算で算定するケースが多いですが、物件の規模や条件によって施工費の割合で契約するケースもあります。
施工金額が大きければ大きいほどパーセンテージの割合が9パーセントとか8パーセントとか小さくなっていくイメージです。
いろんな記事で、「相場の価格はない」とお聞きするかもしれませんが、そういう事は無いです。
各社によって違う部分で、表現は近しくなるのかなと思います。
一つ面白い算出方法をしている会社様がいましたので、ご紹介させていただきます。(会社名は伏せさせて頂きます。)
JCD(一般社団法人日本商環境デザイン協会)に入っている会社様は、このJCDが推奨するデザイン料をベースに算出しています。
内容は、施工費全体の10~15%です。
依頼先・算出方法の違いが理由です。
相見積もりを取られた方は、「店舗デザインが業者ごとで差が出る理由はなぜ?」こう思うことありませんでしたか?
店舗を同じデザインで設計する場合でも、依頼先の会社に複数の見積もりを頼むと差が出ることがあります。理由は、以下の2つが主なものです。
- 依頼先による違い
- 算出方法の違い
依頼先による違い
店舗のデザインは依頼先によって費用に差が出てくることがあります。その大きな理由の1つが、施工会社への依頼方法によるものになります。
まず、建築業界的に建物を建てる上で、設計士と施工管理と職種が2種類に分かれているように、工程も設計・施工と2種類に分かれてきます。
その「設計」と「施工」を1つの会社が一貫して行う場合と、それぞれ「設計」は設計事務所と「施工」は施工会社とで別の会社が行う場合とで差が生じることが大きな理由です。
別々の会社が「設計」と「施工」を分業する場合は、2社間での意思疎通だったりが上手く取れなかったりする場合があるので注意が必要です。入念の打ち合わせが対策になります。
ただ、デザインを忠実に表現させるには、「設計」は最も重要になってくるので分業させたほうがいいものができる可能性が高くなります。
算出方法の違い
店舗の設計のデザイン料には、
- 物件面積から算出
- 総工費の割合から算出
上記の2通りあります。
どちらの算出方法にも、それぞれの算出の相場があります。
- 物件面積から算出:1坪あたり3~10万円
- 総工費の割合から算出:総工費の10~15%
面積から算出する方法は、施工費の総工費を算出出来ない際に用いる方法になります。
どこの企業も総工費の10%で、最低設定料金を〇〇万円としています。
算出方法と依頼先による見積もりの違いを理解できたところから、相見積もりを取られる方も見えると思います。
相見積もりを取るときの注意点をこちらに記載したので、是非参考にしてみてください。
その他にも、集客を成功させることが店舗デザインの最終的な目的になってくると思うので、こちらの記事も参考にしながら内装の雰囲気を考えていただけるとちょっとはためになるかなと思います。


デザインコンペを開催しましょう!



どこの会社に頼めばいいの?
これは最初に思い、最終的にも悩むところです。
私がおすすめしたいのは、コンペを開催することです。最初から1社に絞らずに、3~5社を選んでデザインコンペを開催するのが一般的です。
その理由としては、デザイン設計会社でも、住宅に特化しているが商業施設はあまりやっていないなどの、専門領域がどうしても違ってくるからです。
かと言って、経営コンサルや卸会社に聞いても古くからのお付き合いなどで紹介されてしまう可能性があるので、本当にいいものを提供できる会社を紹介してもらえるかどうかは、わかりません。
なので、私は各社同じ基準でコンペを開催して、会社を決める方法が一番公平性があっていいと思います。
コンペを行う際の流れは、
発注 → 申込者への説明 → プレゼンテーション → デザイン案と見積書の比較検討・決定 → 内装工事会社の選択 → 着工 → 竣工 → 引き渡し
上記の流れになります。
マッチングサービスやメディアから発注ができるようになっていて、セッティングまでしてくれるのでそこに企画からやってもらうことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は店舗デザインの相場と費用の差が出る理由について主に解説しました。
差がでる理由を理解して相見積もりを取ったり、コンペを開催すると余分に払う費用も少なくなると思います。店舗デザインのリテラシーを高めて開業に備えましょう!
今開業準備をされている方、これから開業しようと情報集めをしている方、もう既に開業している方、全ての方に通ずるお話になったのかなと思います。
ここでは、店舗の開業者が失敗しないための情報発信をしております。これから開業される方やもう既に開業された方は、失敗と後悔だけはしないようにリテラシーをつけるようにしましょう。
株式会社ツクルでは、【内装デザイン×マーケティング】を軸に発信しております。これから開業される方・開業しようと情報集めをしている方に向けて、店舗ビジネスで失敗しないような内装デザインとマーケティング戦略について、おばあちゃんでもわかるように噛み砕いて発信しています。
弊社、株式会社ツクルについて
株式会社ツクルは、東海・関西に拠点を構えるデザイン会社です。飲食店、オフィス、居酒屋、寿司店、バー、美容室、物販店、クリニックなどのマーケティングの集客部分から内装設計まで承っております。
私たちは企画・設計から開業後の集客支援までを一気通貫して請け負うことができます。施工は私たちが信頼するパートナー会社に責任を持って発注代行いたします。
また、私たちは、お客様のご希望を出来る限り叶えるために、お見積もりをする前に電話や対面などで直接お客様とお話をさせていただく時間を設けさせて頂いております。店舗開業やリニューアル、デザイン、開業後の集客関するご相談がございましたら、まずはお問い合せフォームよりお気軽にご連絡ください。
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